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夜行バス、どの席が良い?【しずてつエクスプレス 静岡大阪線 2025年版】

2025年7月25日

静鉄エクスプレス 静岡大阪線(京都大阪ライナー)

この夜行バスを利用して、大阪万博とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(以下、ユニバ)を楽しんできました。

この記事では、静岡から京都・大阪を結ぶしずてつエクスプレス 静岡大阪線(京都大阪ライナー)」の予約方法と、各座席のメリット・デメリットについて詳しく説明しています。

この記事を読むメリット

  • 予約について詳しく分かります!
  • 自分に合った座席が分かるようになります

下記の関連記事もあわせてご覧ください。

しずてつエクスプレス 静岡大阪線(京都大阪ライナー)とは

さらっと復習しておきます。

しずてつエクスプレス 静岡大阪線(京都大阪ライナー)
しずてつエクスプレス 静岡大阪線(京都大阪ライナー)

しずてつエクスプレス 静岡大阪線(京都大阪ライナー)は、しずてつジャストライン が運行する夜行高速バス路線です。

おもな目的地は京都や大阪で、通常はユニバが終点となります。なお、2025年10月中旬までの万博開催期間中は、万博会場の「夢洲第1交通ターミナル(西ゲート)」が終点です。

  • 往路(静岡→大阪)・復路(大阪→静岡)とも 1日1便運行
  • 運賃(片道)
    ¥4,000 ~ ¥8,000
  • 独立3列シート(全席指定)

バスについての基本情報(時刻表・運賃など)、万博&ユニバで利用する際のメリットや注意点については下記へ。

バスについてのレビューは下記をご覧ください。

空きがあれば予約なしでも乗車はできるみたいです。とはいえ、通常は予約しますよね!

予約方法

全席指定。インターネット、電話、窓口で予約可能です。

ネット予約については、この記事で詳しく解説していますが、電話、窓口での予約についての詳細は「路線情報(公式ページ)」の「予約から乗車までのご案内」の項目をご確認ください。

予約開始日は?

静岡大阪線は、乗車日の1ヶ月前の7:30 から予約可能。(予約開始日時は、路線によって異なります)

例)乗車日 7月10日 → 予約開始日時 6月10日 7:30~

乗車日が 各月の31日、3月29~31日についての扱いは不明です。こういった場合、乗車月の1日になることが多いですが、ご自身でご確認ください。

目的地に土曜日に到着したい場合は、出発日は金曜日になります。出発日を間違えないよう注意してくださいね。

運賃は、早く予約するほど安くなります。また、繁忙期の金曜日の便(土曜日到着便)は満席になりやすいので予約はお早めに。

POM
POM

「C運賃」「早割21」なら 2,000円以上もおトクなり

予約の変更・キャンセルはできる?

殆どの路線の予約の変更・キャンセルは可能とされていますが、その路線や予約方法(ネット or 窓口)によって、手順が異なります。また、条件が合わなければ変更はできず、一度キャンセルする必要もあります。

ちなみに、自分が予約した便のキャンセル手数料は 100円となっていました。安っ!!!

発車オーライネット」で予約してみた!

ネット予約は、日本最大級の高速バス・夜行バスのインターネット予約ポータルサイト「発車オーライネット」で行います。あらかじめ会員登録しておきましょう。

発車オーライネット(公式サイトより引用)
発車オーライネット(公式サイトより引用)

空いているのに選べない座席!

POM
POM

ぐぬぬ…なぜ選べないんじゃ…!!

予約が早ければ早い程、席は選びたい放題!

・・・と思っていましたが違いました。

「早売」運賃を選択して座席を指定すると、選べる座席が非常に少ないのです。おそらく、早売り用に割り当てられた座席があり、その限られた数席からしか選択できないシステムなのでしょう。

試しに、残り 28席 の時に座席指定画面を確認してみました。

「早売り1」を選択して座席指定画面に進むと、選べる座席は2席 のみ

「早売り1」を選択した場合
「早売り1」を選択した場合
選べる座席は2席のみ
選べる座席は2席のみ

次に「通常運賃」を選択して座席指定画面を確認してみると、多数の座席から選べるようになりました。逆に「早売り」で選択できた「5A」「5B」の座席は選べません。

「通常運賃」を選択すると…
「通常運賃」を選択すると…
多くの座席から選べる
多くの座席から選べる

ちなみに、早売り用の座席は、4~6列目あたりに設定されていることが多いです。ここに選びたい座席がない場合は「通常運賃」を選択するしかありません。

繁忙期は、それほど運賃の差がありませんが、閑散期は 2,000円もの差が出ることもあります。安さを取るか、快適さを取るか…悩ましいところです。

また、最後部座席の右側、「9C」「10C」に囲まれた座席は選べないかもしれません。座席選択画面で、この座席が空いているのを見たことがないんですよね。

実際に乗った時の写真を確認してみたところ、一番後ろまで3列のように見えます。そもそも、この座席は存在しておらず、最後列は3列なのかもしれませんね。

独立3列シート(後方)
独立3列シート

予約確認画面でできること

下の画像は「しずてつエクスプレス 静岡大阪線」の決済前と決済後の予約確認画面です。

発車オーライネット予約確認画面
発車オーライネット予約確認画面
  • 予約確定後に別途支払い手続きを行う
  • 「座席変更」は支払いを完了後に可能
  • 「人数を減らす」「乗降地変更」「便変更」は、グレーアウトしていてタップできない
  • 「予約取消」は可能

静岡大阪線は、座席変更以外の変更はできませんでした。

悩む座席選び!どこがいい?

結論

車体中央の窓側 3A~7A, 7C が無難。トイレが近い方は 7C がオススメ!

通常、静岡大阪線の座席は下記の配置になっています(2025年7月現在)

静岡大阪線 バス座席表
静岡大阪線 バス座席表

なお、通常は上記配列となりますが、場合によっては変更になることがある点にご注意ください。

POM
POM

実際に見て気になったことを書いておくなり!

窓側の列(A列 & C列)

窓側の座席にはカーテンがあります。他人の視線を感じることがないため、プライベート感が高め!落ち着いて過ごせそうです。

窓の外の景色を眺めることができるのもよいですね。

また、壁に体を預けて寝られるため、より安定した姿勢で眠りやすいと感じる人もいますし、逆に圧迫感を感じる方もいます。今回、両方の座席に座ったダンナは、窓側を気に入っていました。

一般的に、冬場は窓から冷気が伝わりやすいため、中央列より冷えます。寒さが苦手な方は、窓側は避けた方が良いかもしれません。また、冷房の風が直接届くため、寒いことがあります。(吹き出し口が閉じられるかは不明)

窓側「A列」: 左の列

人の往来が少なく、静かで落ち着いて過ごせます。トイレから離れている点は、メリットでもありデメリットでもあります。

中央の座席の間は通り抜けできません。そのため、トイレに行く際は、一度一番前の座席「1B」を迂回する必要があります。通路は狭いため、移動の際は非常に気を遣うため、トイレが近い方は、A列は避けた方がよいでしょう。

窓側「C列」: 右の列

トイレにアクセスしやすいのでトイレが近い人は安心!また、トイレより後方の座席なら人の往来が少なく、落ち着いて過ごせます。

飛行機のように、トイレ待ちの人が通路に並んでしまうのでは?という懸念がありましたが、皆、代わる代わる利用しており、一度も列ができることはありませんでした。

座席「3C」:トイレの一つ前

ネットで調べていると「トイレの一つ前の席を選ぶ!」という方が結構いました。理由は、後ろを気にせずリクライニングできるため。ただ、バスの型式によってはシートを倒せない場合もあります。

このバスのトイレは半地下にあるので、トイレの壁はそれほど干渉しないと考えられますが、実際に座っておらず、目視での確認もできていないので不明です。

座席「6C」:トイレの一つ後ろ

ネットでは「トイレの壁が邪魔で足が伸ばせない」といったマイナスの意見や、逆に「絶対にここを選ぶ!」という両方の意見がみられた座席。バスの構造によって評価の異なる席です。

このバスでは、足元は通常の座席よりも広い印象でした。足元に荷物を置けそう!写真で確認したところ、壁はありますが、下部が窪んでいて足を伸ばせるスペースが作られていました。

ただし、前に座席がないため、フットレストが利用できません。自席のレッグレストだけでOKなら問題ないでしょう。

「6C」の座席
「6C」の座席

中央の列(B列)

A列とC列にはカーテンが備わっていますが、中央のB列にはありません通路からB列は丸見えです。

特に、トイレなどで人が通りかかるたびに、顔や寝相を見られてしまうのは気になる点です。プライバシーを重視したい場合、B列は避けましょう!

ただ、窓側の壁に圧迫感を感じる方寒さに弱い方には、中央の列はおすすめです。

座席「4B」:トイレの真横

今回自分が座った座席です。トイレが真横にある安心感!当方頻尿のため、最高に落ち着く席でした 笑

しかし、そうでない方にとっては、おすすめできません。人の往来が最も多いうえ、カーテンがないため落ち着きません。実際、眠っている間の貴重品の管理は少し気になりました。

トイレが半地下にあるため、音は通常よりも抑えられる構造です。また、唸るエンジン音にかき消されるため、殆ど気になりません。また、ニオイも特に感じませんでした。

座席「1B」:中央・最前列

一番避けるべき座席です。

この席は、まるで各座席のデメリットを凝縮したかのよう。実際に座って確認したわけではありませんが、パッと見ただけでも「この席はちょっと無理だな…」と思いました。まず、足元が非常に狭い!足を伸ばすのは難しいでしょう。

さらに、人の往来が多いのも大きな特徴です。乗客の乗り降りの際も影響を受けますし、A列の乗客がトイレに行く際も必ずこの「1B」の前を通ります。とにかく落ち着かないでしょう。

車両前方(1~2の座席)

乗り降りしやすいのがメリット。目的地に到着したら、早くバスから降りられますが、デメリットの方が勝ちそうな座席。

一般的に、1列目は足が伸ばせない場合が多いです。(このバスでは、中央「1B」の座席のみ目視でその狭さを確認できましたが、窓側2席は未確認。)

車両後方(8~10の座席)

車両後部に行くほどプライベート感が増します。しかし、その一方で、エンジン音や揺れの影響を強く感じやすい場所でもあります。特にバスの後輪の上は一番揺れを感じやすいため、乗り物酔いしやすい方はこの位置を避けた方がよいでしょう。

最後列は思い切りリクライニングできるのでしょうか。確認出来たら、ここに追記します。

家族・友人と乗る際の座席選び

家族や友人と旅行する際、新幹線や飛行機では隣同士の席を確保することが一般的ですよね。

しかし、独立3列シートの夜行バスの場合、隣に誰が座ろうとほとんど関係ありません。カーテンで仕切られますし、そもそも車内では会話もできません。もちろん、到着前に寝ていたら起こしてあげる、といった配慮のために近くの座席を指定するに越したことはありませんが、隣にこだわる必要はないです。

独立3列シートでは、隣席よりも前後の座席に気を遣うため、むしろ隣同士よりも前後に席を確保する方が、お互い気が楽かもしれませんね。

まとめ

夜行バスは車内で長時間過ごすため、座席選びは非常に重要です。ここで失敗すると、旅行全体に悪影響を受けてしまうことも。ぜひご自身に合った席を選んで、快適な旅を楽しんでくださいね!

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