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パスワード漏洩!ダークウェブレポートを確認したら●件も流出してた…

2024年9月14日

ダークウェブレポート

あなたの個人情報、ダークウェブで売買されているかも?

なんだか中二っぽい響きがカッコよくて叫んでみました。

この記事を読むメリット

  • パスワード使い回しのリスクを知り対応することで、個人情報流出時の被害を最小限に抑えられます
  • 中二病の気がある友人に「ダークウェブレポート」について語ることで、尊敬のまなざしで見てもらえるようになるかも?

先日、こんなことがありまして…

十数年前にブログで利用させてもらっていた F●2というサービスがあります。2つのアカウントを持っていたのですが、まったく使わなくなったので両方とも退会しました。

POM
POM

しかしじゃ

退会した途端、複数の迷惑メールがそのメールアドレス宛に届いたではありませんか。

このサービスに登録していたメールアドレスは古く、現在では迷惑メールですら殆ど届いていない状況でした。なのに、この急展開。

迷惑メールなど慣れっこですが、今回は因果関係を感じられずにはいられない。背筋がゾクッとしました…。退会することで何らかのトリガーを引いてしまう…なんてことがあるのかは分かりませんが。

ただ、漏れたのがメールアドレスだけならあまり怖くないのですが、同時にパスワードまで漏れていたら、かなり危険です。

みなさん、もしかしてパスワードの使い回しをしていませんか?これを最後まで読んだら、コワくて絶対にパスワードの使いまわしなどできなくなりますよ!

POM
POM

自戒のために最後まで読むんじゃぞ!

個人情報の漏れを確認する方法

結論

Googleのアカウントがあれば「ダークウェブレポート」で簡単にチェックできます。

そもそも、ダークウェブとは…

  • 通常の検索エンジンではアクセスできない特別なネットワーク上のウェブサイト
  • 匿名性が高く、専用のブラウザが必要
  • 個人情報の売買など、違法な取引が多く行われている
  • 合法的な目的で使われることもある
POM
POM

個人情報の漏洩を調べるツールはいくつかある。有名なものは「Have I Been Pwned」じゃ。

ただ、そういったツールは海外製のものが多く、解説も英語オンリーです。英語が苦手な日本人にとっては、そのツール自体が信用できるものか判断し兼ねるため、利用するのも怖々だったりします。

しかし、ここで紹介するのは天下のGoogle様のサービスなので安心!(2024年9月現在、無料で利用可能)

Googleアカウントが必須です。お持ちでない方は取得を!> 新しい Google アカウントを作成する
取得が難しい方は、こちらへ飛ぼう。

ダークウェブレポートの設定

まず、ダークウェブレポートの設定方法を解説していきます。

step
1
ダークウェブレポートの設定ページを開く

まずは、Googleアカウントにログインしてください。ログインしていないと「403エラー」となりページが表示されません。

step
2
「モニタリングを開始」をクリック

「モニタリングを開始」をクリック
「モニタリングを開始」をクリック

step
3
モニタリンク項目の選択

どの情報をモニタリングするか選ぼう。ここは「すべて選択」でOK。

 モニタリンクを許可する項目を選択
モニタリンクを許可する項目を選択

step
4
モニタリング項目の設定完了

先ほど設定したモニタリングしたい項目が表示されます。問題なければ「完了」をクリック。

「完了」をクリック
「完了」をクリック

step
5
モニタリングの編集画面が表示されます

モニタリングの編集画面が表示されました。このページでは、現在モニタリング中の項目を確認することができます。項目の編集、削除や追加もこのページで行います。

Googleアカウントに登録されている情報は自動的に読み込まれ、すでに表示されています。迷惑メールが届くメールアドレスなど、漏洩の有無が気になる別のメールアドレスを追加してみましょう。

「メールアドレスを追加」をクリック
「メールアドレスを追加」をクリック

step
6
メールアドレスを追加

メールアドレスを入力して「追加」をクリック
メールアドレスを入力して「追加」をクリック

step
7
認証コードを確認

この状態では、まだメールアドレスを追加されていません。このメールアドレス宛に認証用のコードが記載されたメールが届きます。認証コードを入力して「確認」をクリック。

認証コードを確認
認証コードを確認

step
8
メールアドレスが追加されました

メールアドレスが追加されました!

メールアドレスが追加されました
メールアドレスが追加されました

続けて、他のメールアドレスも全部登録してみましょう。

また、電話番号も同じように追加することができます。電話番号の場合、認証コードは「音声」または「テキスト」を選択できるため、固定電話を追加することも可能です。

すべての情報を登録を終えたら、結果をチェックしてみましょう。

ダッシュボードへ
ダッシュボードへ

プロフィール編集画面の左上にある「←」をクリックするとダッシュボードに戻れます。見つからない場合は、次の項目にリンクを記載してあるのでクリックしてください。

レポートを確認してみよう!

step
1
ダッシュボードを開く

さて、いよいよ発表です。筆者の個人情報は、これだけダークウェブに流出していました…!

どーーーん!!

流出結果!
流出結果!
POM
POM

24件も!氏名まで流出してるなり

  • メールアドレス : 24件
  • パスワード : 17件
  • ユーザー名 : 1件
  • 氏名 : 1件
  • 電話番号 : 1件

こんなにも漏れているものなのか…

step
2
「すべての結果を表示」をクリック

流出元を確認してみましょう。一つ一つの項目をクリックしてもよいですが、これだけあると面倒なので、一気に確認することにします。

「すべての結果を表示」をクリック
「すべての結果を表示」をクリック

step
3
漏洩元のリストが表示されました

漏洩元のリストがズラズラと24件も表示されました。

一番左側の項目が流出元の名前。企業名やコンボリスト名(サイバー犯罪者が一般に利用する、大量のユーザー名とパスワードのセットを集めたリスト)が記載されています。

漏洩元のリスト
漏洩元のリスト

壮観で草!!

どこから何が流出したか一目で分かります。

メールアドレス&パスワードがセットで流出しているものが 17件も!

ただ、一つ一つ確認してみたところ、ほとんどが十数年前に使用していたパスワードでした。すでに変更済みのものばかりなので、問題はなさそうです。

しかし、一つだけ最近使っていたものが見つかりました。用心しなければ。

step
4
さらに詳細を見る

「123RF」からは名前や電話番号まで漏れてますね。これは気になる…!この項目をクリックしてみましょう。

気になる流出元をクリック
気になる流出元をクリック

step
5
流出情報の詳細が表示されました

ここまで開くと、漏れた情報の内容が確認できます。

流出情報 詳細
流出情報 詳細

氏名と電話番号の流出はショックですね。メールアドレスは変えられますが、この二つは変えられない…!

2024年9月現在、色々なサービスで二段階認証が必須になりつつあります。対策方法にも記載がありますが、二段階認証を使えるサービスは、面倒がらずに利用しましょう。

二段階認証は「認証アプリ」がベスト!

とはいえ、二段階認証も完璧ではないそうで、突破されることがあります。メールやSMSは、それ自体が乗っ取られている可能性があるので、SMSやメールではなく、認証アプリを利用しましょう。

  • Google Authenticator(グーグル・オーセンティケーター)
    Googleが提供する二段階認証アプリ。多くのサービスで対応。
    iOS / Android
  • Microsoft Authenticator(マイクロソフト・オーセンティケーター)
    Microsoftが提供するアプリ。Microsoftアカウント以外にも対応。
    iOS / Android
  • Twilio Authy(トゥイリオ・オーシー)
    Twilio(トゥイリオ)が提供する認証アプリ。クラウドバックアップ機能や複数デバイスでの利用が可能。
    iOS / Android

流出元の情報は「Have I Been Pwned」の方が詳しい

Googleアカウントなど絶対に取りたくないマンの方や、設定めんどくせマンな方は、「Have I Been Pwned」を利用してみましょう。対象はメールアドレスだけですが、非常に簡単にチェックできます。

Have I Been Pwned とは

Have I Been Pwned(ハブアイビーンポーンド)

メールアドレスの流出の有無を確認できる無料のウェブサービス。多くの漏洩データを基にデータベースが作られており、簡単にチェックできるのが特徴。

使い方は、検索窓にメールアドレスを入力して「pwned?」をクリックするだけ。

「Have I Been Pwned」での結果
「Have I Been Pwned」での結果
ブラウザの翻訳機能で日本語表示
ブラウザの翻訳機能で日本語表示

流出元の情報は、Googleのダークウェブレポートよりも詳しいので、見ていて楽しい(!?)

まとめ

迷惑メールが一つでも届いていたら、まず間違いなくダークウェブに情報が流れているでしょう。しかし、サイトやサービスごとにパスワードを変えておけば、流出があっても大事には至らないはず。

しかし、もしパスワードを使い回していたとしたら…

POM
POM

SNSを乗っ取られるとか…

POM
POM

Amazonを乗っ取られるとか…

いろいろ恐ろしいことが起こってもおかしくありません。流出したメールアドレスとパスワードで、ショッピング系サイトに侵入されてしまったら、勝手にお買い物されて金銭的被害に及ぶことも。

そうならないように、下記の2点を心掛けよう!

  • パスワードは使い回さない!
  • 二段階認証は「アプリ認証」を使う
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